えすどぅあ

コンサートやオペラの感想を中心とした音楽日記になったかなあ・・・。

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エッセール/パスキエ/堤/ポワトゥ・シャラント管 LFJジャポン ベートーヴェン:三重協奏曲

もう一度ミサ・ソレムニスを聞く前にスケジュールも無理がなさそうなので、その前のコンサートも聞こうかと。昨日のスクロヴァチェフスキ/読響の前に池袋東武のぴあで、ミサソレと一緒にチケットを押えたのがこのコンサート。池袋から有楽町に移動し、食事を済ませてから今日もホールCへ。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン ベートーヴェンと仲間達 ポワトゥ・シャラント管弦楽団

1.ベートーヴェンヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調作品50
2.ベートーヴェンピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調作品56

ピアノジャン=フランソワ・エッセール(2)
ヴァイオリンレジス・パスキエ(2)
チェロ堤剛(2)

ジャン=フランソワ・エッセール指揮ポワトゥ・シャラント管弦楽団
(コンサートマスター:Fransois-Marie Drieux?)

2005年5月1日 19:00 東京国際フォーラム ホールC
両曲共にオーケストラの配置はチェロ外側の通常配置、弦の編成は10-8-7-6-3でした。 最初はロマンスの第2番。パスキエのすっきりとした甘さを讃えた美しいヴァイオリンと温かみのあるよくまとまった響きを奏でるオケとの対比が美しい好演でした。

そしてメインの三重協奏曲。この曲、こういうお祭りのような短期集中決戦には難しい曲だなあとしみじみ思った次第。パスキエと堤は結構やりあったり、協調したりと万全とはいかないまでもまずまずの出来栄え。しかし、ピアノと指揮のエッセールがパスキエと堤に全くと言って良いほど絡まないのがなんとも(笑)。ピアノは美しい音色で弾いていましたし、ポワトゥー・シャラント管からも安定した響きを引き出してはいたのですが・・・我関せずみたいな(爆)。多少八方破れでもいいから三者が丁々発止とやりあってくれたほうがいいなあと思いました。1月にアンコールとして聞いたカプソン兄弟とアルゲリッチのスリリングさとアンサンブルの緊密さを両立した、第3楽章の見事な演奏を耳にしているだけに聞き手にも欲が出てしまいます。

ポワトゥー・シャラント管はプログラムによると常設団体ではないようですが、非常に安定した暖かいアンサンブルを聞かせてくれて実に好ましい印象を持ちました。
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