ロイス/コンチェルト・ケルン/RIAS室内合唱団/カペラ・アムステルダム LFJジャポン ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
一昨日の演奏があまりにも素晴らしかったので、今日も聞くことにしました(笑)。広場でアイスでも食べつつ休憩してから、ミサソレを聴きにもう一度ホールCへ。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン ベートーヴェンと仲間達 コンチェルト・ケルン RIAS室内合唱団 ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス昨日押えたチケットはなんと2階正面最前列。前日でこんな良い席が残っているなんて、どういう配券してたんだろうか・・・。
・ ベートーヴェン : ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123
ソプラノ : クラウディア・パラインスキー アルト : エリザベス・ヤンソン テノール : ダニエル・キルヒ バス : クレメンス・ハイドリッヒ
ダニエル・ロイス指揮 コンチェルト・ケルン (コンサートマスター:Anton Steck(?)) RIAS室内合唱団 カペラ・アムステルダム
2005年5月1日 20:45 東京国際フォーラム ホールC
うん、やっぱり今日も聴きに来て良かったなあとしみじみ思える素晴らしさ。すっと心に染み渡ってくる自然な息遣いそのままに、今日で3度目ともなると演奏にも良い意味でのメリハリが明確になっています。そして、最終日最後の演奏の開放感も感じられます。一昨日の演奏に比べると、ほんの少しだけ「荘厳ミサ」に近づいたかも(笑)。
一昨日の演奏で聞かれたソリストとの齟齬もほぼ解消していましたし、クレドの"Et Vitam venturi saeculi"での荒さもかなり修正されていました。ソプラノのパラインスキーの見事さは相変わらずでしたし、今日はテノールのダニエル・キルヒも美しい歌唱を聞かせてくれました。
一昨日はクレドにやられてしまったのですが、今日はベネディクトゥスとアニュス・デイの美しさにやられましたね。コンマス氏のオブリガートも最初から安定した美しい演奏を聞かせてくれましたし、ロイス率いる合唱とオケのあくまで自然体に徹した音楽の素晴らしいこと。この自然さはロイスが中心にいたから実現したものでしょう。もし、他の個性的な指揮者が振ったら恐らく実現できなかったのではないかと思います。
josquinにとってミサソレで始まりミサソレで終わったラ・フォル・ジュルネ・ジャポン。今日(といっても5/4です(^^ゞ)の朝日新聞朝刊によれば来年は5/4~6にメモリアルイヤーを迎えるモーツァルトをテーマに開催されるとのこと。願わくばダニエル・ロイス率いるRIAS室内合唱団とカペラ・アムステルダム、そしてコンチェルト・ケルンの組み合わせでモーツアルトの絶筆となったあの曲を演奏してくれないだろうか・・・・・・。
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