ガリー・ベルティーニ逝く
東京都交響楽団音楽監督ガリー・ベルティーニさんが3月17日にテル・アヴィブで亡くなったとのこと。
朝日新聞:指揮者のベルティーニさん死去 都交響楽団の音楽監督
今朝、Battenさんの「ベルティーニさん死去」記事タイトルを見て我が目を疑いました。今月一杯で都響を退任し、桂冠指揮者に就任するというタイミング逝ってしまうなんて・・・。
朝日新聞:指揮者のベルティーニさん死去 都交響楽団の音楽監督
今朝、Battenさんの「ベルティーニさん死去」記事タイトルを見て我が目を疑いました。今月一杯で都響を退任し、桂冠指揮者に就任するというタイミング逝ってしまうなんて・・・。
彼の実演に初めて接したのは、1998年11月22日のサントリーホール。音楽監督に就任した都響を振ったマーラーの第3交響曲。あの最終楽章の感動的な音楽は今でも忘れられません。私が今のように足繁く演奏会に通うきっかけとなった演奏会でした。その後も彼と都響のマーラーを中心にした演奏会を出来る限り耳にしてきました。そして、彼の日本での最後の演奏会になってしまった昨年5月30日みなとみらいホールでのマーラーツィクルス最終回。第9交響曲での指揮者、オーケストラそして聞き手が一体となったシンプルで暖かな音楽もまた忘れられません。彼の振るマーラーの交響曲では、唯一「大地の歌」だけ聴けなかったのが悔しい・・・。
ベルティーニさんありがとう、そして安らかにお眠りください・・・。
ベルティーニさんありがとう、そして安らかにお眠りください・・・。
Comments
私はこの訃報を新聞の夕刊で知ったのですが、あまりにも急なことだったので驚きました。
去年、あんなに元気で指揮をなさっていたことを思うと、未だ信じられません。きっとまた都響を振っていただけると思っていただけに、本当に残念に思います。また惜しい方を亡くしました…。
>第9交響曲での指揮者、オーケストラそして聞き手が一体となったシンプルで暖かな音楽もまた忘れられません。
あの独特な一体感は忘れえぬ思い出です。また一人天才が旅立ってしまいました。。
あの第9交響曲が結果的に彼とのお別れとなってしまったのは、なんともいえない気持ちになってしまいます・・・。
私も就任コンサートを聴きに行った一人ですが、壮大なスケールの終楽章にとても感動したのを覚えています。マーラーをあそこまで力強く振れる方は、なかなかいない、と。
残念でなりません。
あのときの3番、終楽章の弦合奏が始まったとたんに涙腺が緩んで仕方なかったことを思い出します。それまでコンサートでそんな経験をしたことがなかったものでしたから余計に印象に残っています。