えすどぅあ

コンサートやオペラの感想を中心とした音楽日記になったかなあ・・・。

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デプリースト指揮 東京都響 Bシリーズ定期

おそ割でタコ10。
東京都交響楽団 第585回定期演奏会 Bシリーズ

ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調作品93

ジェイムズ・デプリースト指揮 東京都交響楽団

2004年2月13日 19:00 サントリーホール


先週のプロムナードを外套で振ってしまったので、おそ割を利用して後半のショスタコだけ聞きました。

月曜日も広上&新日本フィルの素晴らしいショスタコを聞いたばかりですが、今日も素晴らしいかった。

都響のつやのある弦にデプリースト特有の重量感と蔭りが付加されて、ショスタコをはじめとするロシア音楽にぴったりの素晴らしいサウンドが実現されていました。

デプリーストの指揮は見た目は淡々とした感じなのです。でも、ショスタコのいろんな要素を満遍なく消化していて、曲の持ついろんな側面を偏ることなく表出していたように思います。こけ脅し的なところはまったくなくて、じっくりと曲に向き合える演奏でした。オケ捌きもうまいですね、うまいことオケの自発性を引き出していました。最後まで興味を途切れさせずに一気に聞くことができました。

都響も前述した弦の魅力的な音色と重量感、2楽章の急速なテンポでの見事なアンサンブル、3楽章の何度も出てくるホルンの定旋律そして4楽章の序奏部の木管ソロ。何れも見事な演奏でした。ここのところの好調さを維持していますね。

終演後はたくさんの「ブラボー」もかかっていて盛りあがっていました。

デプリーストのショスタコ、また是非聞きたいですね。
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