新国立劇場 小劇場オペラ#12 外套 Bキャスト
新国立劇場 小劇場オペラ#12
プッチーニ:歌劇「外套」
ミケーレ:柴山昌宣
ジョルジェッタ:高橋知子
ルイージ:樋口達哉
タルパ:清水宏樹
フルーゴラ:三橋千鶴
ティンカ:加茂下稔
流しの歌うたい:松永国和
神田慶一指揮 新国立小劇場オペラ・アンサンブル
新国立小劇場合唱団(合唱指揮:寺川信男)
演出 :粟国淳
2004年2月8日 15:00 新国立劇場 小劇場
昨日の充実したAキャスト公演と甲乙付け難い素晴らしい上演だったと思います。
昨日と比べると全体的に歌手の声質がほんの少し軽いかなあと思いましたが、全体にただよう息苦しさのようなものは昨日と変わらずとても緊張感のある演奏になっていました。
ジョルジェッタ役の高橋は、木下と比べるとやや声が細いものの20代という年令設定とミケーレとの年令差設定により合っていました。演技面でも調子外れなダンス音楽で踊る場面での、ティンカと踊るときの愉しげな雰囲気と恋人ルイージと踊る時のインティメートな雰囲気の差を明確に出していました。幕切れの悲鳴はちょっと遠慮してしまったかな(昨日の木下のほうが強烈でした)。
ミケーレの柴山はとても良く歌えていたと思います。長いフレージングも良くこなしていました。ルイージの樋口も高橋同様若さが感じられてとても良かったと思います。
流しの歌うたいの松永さん、手回しオルガンを抱えつつ座りながらの歌唱でしたが昨日より安定してました。
昨日は最後列、今日はD1列で鑑賞したのですが昨日より舞台により近いのでとてもリアリティが感じられて良かった(昨日の席でも充分舞台に近いのですが・・・)。
本当に良かったですよ。もう一度書きますが「再演希望」。
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