アルミンク指揮 新日本フィル トリフォニー定期
1. ルジツカ:ハイドンの主題によるメタモルフォーゼン
2. モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番
3. ツェムリンスキー:交響詩「人魚姫」
ピアノ:コルネリア・ヘルマン(2)
クリスティアン・アルミンク指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
2004年1月23日 すみだトリフォニーホール
後半のツェムリンスキーがとてもいい演奏でした。全体に見通しが非常に良いのと、クリアな音そして過度にロマンティックに傾かない歌わせ方、いろんな意味でバランスがとれていました。この曲を聴くのは確か2度目ですが、親しみやすい良い曲だなあと思いました(前回どんな演奏だったかの記憶はあまりないのです、上岡指揮のN響だったような気がします)。
モーツァルトを弾いたヘルマンのピアノは、はきはきした歯切れの良さみたいなのが身上でした。オケのサポートがピアノと対照的に全体の響きを重視したもので、ヘルマンとは合わなかった感が強かったかな。この曲だけオケは対向配置をとっていました。
最初のルジツカの曲は、最後のほうで弦のアンサンブルでハイドンの原曲(なのかどうかはわかりませんが)があらわれてくるところ(多少の飾りはあるにせよ)の、ノンヴィブラートに近い響きがとても興味深く聞きました。
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