えすどぅあ

コンサートやオペラの感想を中心とした音楽日記になったかなあ・・・。

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小林研一郎/日本フィル/小川典子 サンデーコンサート リムスキー=コルサコフ/ショパン/チャイコフスキー

てっきり14:30開演と思ってたら14:00開演(笑)。あぶないあぶない、小川典子のショパン目当てに池袋。
日本フィルハーモニー交響楽団 第142回サンデーコンサート

1. リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲作品34
2. ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11
3. チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調作品36
4. アイルランド民謡:ダニー・ボーイ
5. 黒人霊歌:アメイジング・グレイス

ピアノ:小川典子(2)

小林研一郎指揮 日本フィルハーモニー交響楽団

コンサートマスター:木野雅之

2004年5月9日 14:00 東京芸術劇場 大ホール


小川典子の弾いたショパンが良かった演奏会。雰囲気でごまかさない、明確なタッチで曲を描いていく演奏がとても好ましく感じられました。それに対するオケはやや腰の重い感じ。もっとすっきりとした音で支えてほしかったような気がします。

スペイン奇想曲もやや重めの印象。冒頭部等のお祭り的な部分はもっとうきうきとした表情がほしいですね。スペインというよりはロシアよりのテイストでしょうか。

チャイコフスキーの交響曲第4番はこれも重めの印象。第1楽章の主部はもっさりとした感じで流れがほしい。2楽章はオーボエの好演もあってまずまず。第3楽章も重い、ピツィカートの面白さが半減しているような・・・。第4楽章は最後かなりテンポを追い込んで盛り上げていましたが、それだけの中身があったかというと・・・。

小林研一郎の注文だとは思うのですが、金管の鳴らし方が平べったく直線的で響きとかハーモニーとかの要素がいまいち。木管は高水準だと思います。弦のシルキーな感じがオケの持ち味だと思うのですが、それを生かす音楽作りになっていないような気がします。

チャイ4のあとの会場は盛り上がっていました。参考まで。
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