「岩、鎮まる。」 岩城宏之さん死去
仕事の合間にちらっと覗いたニュースサイトのトップに掲載されていた訃報に言葉が出なかった・・・。
asahi.com:指揮者の岩城宏之さん死去 エッセーでも活躍
josquinが岩城さんの指揮に接した最後は昨年10月に行われた「岩、動く。」と銘打たれた演奏会。中田喜直の女声合唱曲の澄み切った境地、自然体に徹したベートーヴェンの運命、アンコールのトルコ行進曲では自らトライアングルを叩いていた姿が印象に残っています。
最近の岩城さんは肩の力の抜けた自然体の音楽作りがとても素晴らしかった。昨年6月に東京フィルを振ったラヴェルとレスピーギは本当に素晴らしい演奏でした。これからもその自然体な音楽を聞かせてくれると思っていただけに本当に残念でなりません。
岩城さん安らかにお眠りください、そして武満さんや黛さん達と楽しくお過ごしください・・・。
【6/16 追記】
お別れの会が7月18日にサントリーホール(小ホール)でおこなわれます
岩城宏之オフィシャルサイト
asahi.com:指揮者の岩城宏之さん死去 エッセーでも活躍
josquinが岩城さんの指揮に接した最後は昨年10月に行われた「岩、動く。」と銘打たれた演奏会。中田喜直の女声合唱曲の澄み切った境地、自然体に徹したベートーヴェンの運命、アンコールのトルコ行進曲では自らトライアングルを叩いていた姿が印象に残っています。
最近の岩城さんは肩の力の抜けた自然体の音楽作りがとても素晴らしかった。昨年6月に東京フィルを振ったラヴェルとレスピーギは本当に素晴らしい演奏でした。これからもその自然体な音楽を聞かせてくれると思っていただけに本当に残念でなりません。
岩城さん安らかにお眠りください、そして武満さんや黛さん達と楽しくお過ごしください・・・。
【6/16 追記】
お別れの会が7月18日にサントリーホール(小ホール)でおこなわれます
岩城宏之オフィシャルサイト
Comments
「最近の岩城さんは肩の力の抜けた自然体の音楽作り」-そうですか、それは残念でした。
本当に岩城さんの功績は多大ですね。同時代音楽の紹介、数々の著作等、きりがありません・・・。
まさに自然体の音楽作りだったと思いますし、功績は本当に大きかったと思います。
本当に残念でなりません。
TBいただきありがとうございました。
私も、何気なくみたyahooの記事で岩城さんが亡くなったことをしりました。
難解な現代音楽でも、音楽ファンに近づいて分かりやすく語ってくれた大恩人だと思います。
ご冥福をお祈りしたいと思います。
今朝の「朝日新聞」に林光さんの追悼文が載っていました。それを読んで、あらためて岩城さんの存在と仕事が大きな意味を持っていたことを感じました。
ご存命の間は、ついつい「またそのうち聴きに行こう」と思ってしまいがちですが、音楽との出合いは“一期一会”田と言うことをあらためて思い致させられました。
私は去年のベートーヴェン通しで初めて岩城氏を知ったのです。もっといろいろ聞きたかった、教わりたかった。本当に涙が出ました。泣けました。
私は遂に岩城さんの生演奏に触れることが出来ませんでした。
ただ、こうして様々な岩城さんのエピソードを目にし、日本に欠かせない音楽家だったということがひしひしと伝わってきます。こころよりご冥福をお祈り致します。
今年も何回か岩城先生の指揮で演奏する予定があったのですが残念です。
最後の指揮姿(5月25日武満徹の宇宙の練習初日)を見届けられたのがせめても。
沢山の方々が岩城さんについて記事を書いていらして、本当にその存在の大きさに改めて敬服しています。
私が親父にそそのかされて、小学校の頃にFM放送でクラシック音楽を初めてエアチェックして聞いたのが岩城さんがN響を振った「新世界から」だったと記憶しています。それから現在までいろんな形で岩城さんの演奏に接し、ここ数年は本当に聴くたびに「いいなあ」と思える演奏ばかりだっただけに本当に残念でなりません。