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コンサートやオペラの感想を中心とした音楽日記になったかなあ・・・。

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ボッセ指揮 神戸室内合奏団 第14回東京公演

いやあとても愉しい演奏でした、ボッセのモーツァルト・プログラム。
神戸市室内合奏団 第14回東京公演

モーツァルト・プログラム

1. 交響曲第27番ト長調 KV199
2. ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調「軍隊」 KV218
3. 交響曲第24番変ロ長調 KV182
4. 交響曲第33番ト長調 KV319
5. 交響曲第29番イ長調 KV201 から 第4楽章(アンコール)

ヴァイオリン:長原幸太(2)
ゲルハルト・ボッセ指揮 神戸市室内合奏団

2004年1月25日 14:00 浜離宮朝日ホール


私にとって新日本フィルとの演奏でおなじみのボッセ。特に2002年のベートーヴェン・ツィクルス&年末第九で聞かせてくれた、同じ人の演奏か?とも思える素晴らしい演奏を聞いて、逃せない指揮者のひとりとなりました。

神戸市室内合奏団という団体を聞くのは始めてで、どんな演奏をするのか正直いって不安もありました。

そんな心配も演奏が始まった途端すっかり解消。素晴らしい団体ですね。音がきちんと合っているし、パート間のバランスがとてもいい。アンサンブルもしっかりしていて乱れも極小で安心して耳を傾けられます。都内のオケがこの編成(6-5-4-3-1)でやってもこの水準には達しないのではないかと思うほどです。あえて言うなら、ホルンの精度がもっと上がるとさらに素晴らしくなるはず。

ボッセの指揮はいつも通り、基本的なアーティキュレーションを徹底し小さな部品をこつこつ組み合わせて「ほら、できたでしょ?」。当然演奏するほうは手抜きを許されないんです。テンポもしっかりしていてだれることがなく音楽が自然に流れていきます。楷書体の音楽に、薄口の表情付けをさりげなく。これが聞いていて実に按配がよくて、愉しい。本当に幸せなひとときでした。

ヴァイオリン協奏曲のソロの長原は実に腕の達者なひとですね。直線的な表現で爽快とでも言える演奏でした。ただなにか味がほしいですよね、オケのサポートが表情豊かで素晴らしいだけに余計に感じるのかもしれません他。近代物のほうが今はあってるような気がします。

"One more Mozart" と告げて演奏してくれたのは29番の終楽章。またこれも良かった。アレグロの走り具合と時折現れるヴァイオリンの上昇音系がまたなんとも言えないいい味だしてました。

今日は楽譜に記載されているリピートを全て実施していたことを高く評価したいと思います。

神戸市室内合奏団、メンバ表をみると幸田聡子、深沢美奈という名前も見られることからかなりのメンバをそろえているのでしょう。今度はいつ東京で演奏してくれるでしょうか?早いうちにできればボッセの指揮でまた聞きたいなと強く思います。
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