えすどぅあ

コンサートやオペラの感想を中心とした音楽日記になったかなあ・・・。

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小澤/新日本フィル/シュミット トリフォニー定期 アイヴズ/コルンゴルト/メンデルスゾーン

水曜日と同じプログラムですが・・・。
新日本フィルハーモニー交響楽団 サントリーホール・シリーズ 第372回定期演奏会

1.アイヴズ宵闇のセントラルパーク
2.コルンゴルトヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
3.ビーバーパッサカリア(アンコール)
4.メンデルスゾーン交響曲第3番イ短調作品56「スコットランド」

ヴァイオリンベンジャミン・シュミット(2&3)

小澤征爾指揮新日本フィルハーモニー交響楽団(1,2&4)
(コンサートマスター:豊嶋泰嗣)

2004年7月16日 19:15 すみだトリフォニーホール
以前、このコンビの同じ曲(ドヴォルザーク:交響曲第7番)をオーチャードとトリフォニーで聞いたことがあります。この時はホール音響とのマッチングから、フランチャイズでの演奏が圧倒的に良かった記憶があります。

今日はどうだったかというと、やはりホールとのマッチングはトリフォニーのほうが上かなと。やはり普段練習をしているところで本番をやる強みがありますね。サントリーも悪くはないのですが、こうして聞き比べて見るとサウンドの明瞭度やリアル感はやや減退しているかと。

アイヴズは今日のほうが中間部のがやがやがリアルに聞こえますね。ピアノ、クラリネット等の音が突き抜けてくるのがいい感じでした。

コルンゴルドの協奏曲はシュミットの出来は水曜日のほうがやや良かったかも。今日はやや安定感に欠けるきらいがありました。でも終楽章のオケのノリのよさや輝かしいサウンドは今日の方が良かったと思います。アンコールで弾かれたビーバーのパッサカリアが絶品でした。パッサカリアの構造が良くわかるのと、悲しげな雰囲気がよく表現されていました。

メンデルスゾーンのスコッチは、第1楽章主部冒頭のメロディが物足りないのは水曜日と同じ。音量を抑えるのはいいのだけれども、動きの明瞭感まで抑えないで欲しいなと。でも、結構今日はそれなりに聞けてしったのはホールの違い(それとも同一プロ3日目の熟成)でしょうか。第2楽章の木管も今日は余裕があるように聞こえたし、終楽章の迫力とホルンを中心とした音の輝かしさはなかなかのものでした。
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