えすどぅあ

コンサートやオペラの感想を中心とした音楽日記になったかなあ・・・。

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下野/読響 芸劇名曲 マーラー:巨人

やっと金曜日・・・、GW明けの一週間は実に長い(笑)。読響都響日フィルのように休憩後のみだと割引があるオケのひとつ。マーラーを(プロオケでは)初めて取り上げるという下野竜也の振る読響を後半券で聴きにいこうと、会社を出るのが少し遅れたのが心配ですが池袋へ。
読売日本交響楽団 第117回東京芸術劇場名曲シリーズ

2.マーラー交響曲第1番ニ長調「巨人」

下野竜也指揮読売日本交響楽団
(コンサートマスター:デヴィッド・ノーラン)

2005年5月13日 19:00 東京芸術劇場 大ホール
ホールに着いたのは19時35分、チケット売り場で聞くとまだ休憩中とのこと(^^♪。G券がまだ残っていたので、入場料は半額の1000円。3階席ロビーまで辿り着いたところで1ベル、ぎりぎりって感じでしょうか(笑)。なお、前半のプログラムはモーツァルトの交響曲第29番。

オケは読響いつものチェロ外側通常配置、弦の編成は16型。

下野は読響からフレッシュなサウンドを引き出し、けれん味のない自然で繊細な風情と若々しいエネルギーに満ちた演奏を繰りひろげていました。第1楽章の鳥の鳴き声も不必要に強調することなく、実に自然なバランスで聞かせた繊細な味わい。そして、それまで抑えていたエネルギーをコーダで開放させます。第2楽章も推進力溢れる開始から実に生き生きとした音楽。第3楽章冒頭のコントラバスのソロとティンパニの素晴らしさ。正確なピッチと透明感を湛えた音色で美しく物悲しいソロを弾いたコントラバスの主席と、これも正確なピッチでリズムを刻んだティンパニ奏者に拍手。この部分結構音が合わなかったりしてがっかりする場合も多いのですが、今まで聞いた中でもベストに近いかも。その後、静謐さを湛えながら歌をつむいでいくオケ全体も見事な演奏。特に、さすらう若人の歌からのメロディーが弱音気付きの弦で歌われる部分の美しさは出色。第4楽章は下野のオーケストラコントロールの見事さとオケの健闘が光ります。冒頭の嵐の激しさから最後の凱歌まで、美しいサウンドを保ちながら若々しいエネルギーを表出させた見事な演奏でした。

池袋の芸劇でオケを聞くと弦にやや独特の響きが付加されるような気がするのですが、今日の演奏ではあまりそれを感じませんでした。それだけニュートラルなサウンドを引き出していたということでしょう。惜しむらくは、金管がややピリッとしないところが散見されたのがちょっと残念でした。

今日の演奏を聞いていて、そういえば数年前(2001年6月)に金聖響が都響を振った同じ曲の演奏も良かったなあと思い出しました。
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G.アルブレヒト/読売日響 芸劇マチネー モーツァルト/マーラー | えすどぅあ | 2006/03/12 14:51
読響の演奏に接する機会は結構多いのですが、常任指揮者アルブレヒトの棒で聞くのは昨年の「神々の黄昏 第3幕」以来で約1年振り。昨日も高関健...