えすどぅあ

コンサートやオペラの感想を中心とした音楽日記になったかなあ・・・。

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梯/ギルバート/ストックホルム・フィル ワールド・オーケストラ・シリーズ モーツァルト/ブルックナー

本日2本目は、一昨日に続いてギルバート指揮するストックホルム・フィルの来日公演。今日は梯を迎えてのモーツァルトとブルックナーのプログラム。銀座線で上野から溜池山王へ。
ワールド・オーケストラ・シリーズ 2004-2005 シリーズB ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団

1.モーツァルトピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
アンコール
2.ショパン夜想曲第8番変ニ長調作品27-2
休憩
3.ブルックナー交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
アンコール
4.ステンハンマルカンタータ「歌」作品44 から 間奏曲
5.ベルワルド歌劇「ソリアのエストレルラ」序曲

ピアノ梯剛之(1&2)

アラン・ギルバート指揮ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団(1,3,4&5)

2004年9月26日 19:00 サントリーホール 大ホール
前半は梯を迎えてのモーツァルト。ギルバート指揮するストックホルム・フィルの美しくきびきびとした流れに乗って、梯のやや浅めのタッチではきはきと且舌よく弾かれた第1楽章。深くはないけれどもそこここに陰影を感じさせるようになっていたのが印象的。第2楽章は彼の持つ美しい音を生かしながら、早めのテンポで流れよく。ここでは、深い陰影が欲しい気も。そして速めのテンポでスピード感あふれる第3楽章。ずっと走りっぱなしのようで、途中で句読点が欲しいなと思ったのも事実。でも、総じて明るく颯爽とした、若者らしい美しいモーツァルトでした。アンコールはショパンの夜想曲。これも美しい音で弾かれるのだけど、あまりにも「みえすぎ」で陰影が感じられないのが不満かも。

後半はブルックナーのロマンティック。ギルバートのオケ捌きの確かさは一昨日と何らかわらないのですが、ブルックナーにしては陽が高すぎというか血が騒ぎすぎの演奏でした。美しく厚みのある弦、決め所をびしっと決めたホルン、木管も一昨日よりアンサンブル良好、トロンボーンも第1楽章のコラール風の旋律が段々と高まっていくところでは素晴らしいハーモニーを聞かせてくれました。オケ全体としてもよく鳴っていましたが、それが裏目に出てしまった感じです。特に、金管の鳴らし方は開放的で血が滾る感じがありあり。音量を抑えてでも調和の取れたまろやかな響きが欲しかった気がします。もうすこし年をとらないといかんのですかねえ、ギルバート君(笑)。

アンコールはステンハンマルと一昨日と同じベルワルドの作品。弦を中心にじっくりと美しく歌われたステンハンマル、ウィットに富んだ弦の動きがしゃれた感じと中間部の木管の歌とのコントラストが印象的だったベルワルド。どちらも愉しく聞かせてくれました。

一昨日のほうが良かったなあと思いつつ、サントリーホールを後にしたのでありました(笑)。
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