えすどぅあ

コンサートやオペラの感想を中心とした音楽日記になったかなあ・・・。

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小泉和裕/都響 東京芸術劇場シリーズ ブラームス

小泉和裕の指揮を聞くのは久しぶり。後半だけ聞ければ・・・、と思って退社後池袋へ。
東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズ 作曲家の肖像 Vol.53 ブラームス

・ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68

小泉和裕指揮 東京都交響楽団

コンサートマスター:山本友重

2004年6月11日 19:00 東京芸術劇場 大ホール


前半はエッカードシュタインのピアノで協奏曲第1番でしたが、ホールに着いた時にはもう第2楽章。てなわけで、後半の交響曲第1番のみ聞きました。

やや速めのテンポ設定と、固めの鉛筆(2Hくらい?)で描いたような硬質感が感じられる音色(特に弦楽器)。ルバートは控えめで細かなニュアンスよりは、全体の推進力重視。結果として硬派なブラームスが出来上がったかなと。でもほのかにロマン的な味も表出されているのは、アプローチが芯を外していない証拠。非常に印象の良い好演だったといえるでしょう。

都響はやはり弦は好調さをキープしていて、やや硬めですが美しい音色。木管も終楽章のコラール前のフルートや、全体的に古風な感じのオーボエ等上々。金管もまずまずでした。

小泉和裕の棒の振り方って、なんとなくカラヤンに似てません?上から下へ大きく振るところなんか。見るたびに思うんですけど・・・。

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