えすどぅあ

コンサートやオペラの感想を中心とした音楽日記になったかなあ・・・。

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アルミンク指揮 新日本フィル サントリー定期

定時退社に失敗。後半開始直前、チューニング後に滑り込みセーフ。
新日本フィルハーモニー交響楽団 サントリーシリーズ 第368回定期演奏会

メンデルスゾーン:劇附随音楽「夏の夜の夢」作品61

語り:中嶋朋子
ソプラノ:澤畑恵美
メゾ・ソプラノ:林美智子

クリスティアン・アルミンク指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
女声合唱:栗友会合唱団(合唱指揮:栗山文昭)

2004年4月2日 19:15 サントリーホール 大ホール


というわけで、前半のパンタラアンポーンの日本初演の曲は聴けませんでした。

「夏の夜の夢」の全曲を演奏会で聞くのは初めてかもしれません。アルミンクは弦を10-8-6-4-3と小ぶりの編成として、繊細なニュアンスを重視した室内楽的アプローチが見事に成功。本当に細かいところの表現が多彩かつ、劇音楽的な芝居的要素にもことかくことがありません。弦はいつもながら美しくアンサンブルも見事だし、木管陣もニュアンス・コントロールが抜群。それにアルミンクの特質でもある品の良さが加わって、すこぶる魅力的な演奏に仕上がっていたと思います。これみよがしに見栄を切るようなところがないのもとても好印象でした。

中嶋朋子の語りもテンポ感がとてもいいのと、声色を多彩に使い分けて登場人物を描き分けていました。アルミンクとのやりとりもあったりして、聴衆の笑いを誘っていました。アルミンクって日本語分かるんでしょうか?語りとの間合いが絶妙なのには感心しました。澤畑、林そして栗友会合唱団もとても美しい出来でした。

本当に間に合ってよかった(笑)。
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