えすどぅあ

コンサートやオペラの感想を中心とした音楽日記になったかなあ・・・。

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お祭り終了(LFJ2006最終日)

逆立ちモーツァルト昨日も朝から晩まで有楽町に入り浸っていたjosquinです。

おわった。
つかれた。
もう若くないなあ・・・(苦笑)。

でも、四日間愉しかった。
昨日聞いたのは以下の6公演。

  • No.431 堀米ゆず子/児玉桃

  • No.422 G.ストル/M.ダ・シルヴァ/C.コワン

  • No.444 M.コルボ/シンフォニア・ヴァルソヴィア/ローザンヌ声楽アンサンブル

  • No.435 P.メイエ/P.ベロー/川崎雅夫/小菅優/プソフォスSQ

  • No.415 P.ノイマン/コレギウム・カルトゥシアヌム/ケルン室内合唱団

  • No.416 T.カリユステ/ベルリン古楽アカデミー/RIAS室内合唱団

朝一は、フォームの美しい児玉桃のピアノと可愛くない堀米ゆず子のヴァイオリンの対比がなかなか面白かった。続いてはイザイSQの2人とコワンによる熟練のアンサンブルによる愉悦。昨日のコルボ&ローザンヌは素直に楽しめたなあ、ヴェレタズと谷村由美子のソプラノも秀逸。ベローのバセット・ホルンの妙技は、メイエの加わったケーゲルシュタットトリオの印象を吹き飛ばしてしまったかも。ノイマンとケルン室内合唱団は昨日も清冽、アヴェ・ヴェルム・コルプスはもう一度聞きたかったなあ・・・。これらの曲を高いクォリティで聴くことが出来たのには本当に感謝。

そして締めはこれを最後にと心に決めていたカリユステとベルリン勢によるモツレク。カリユステが醸しだす全体を包み込むような独特な美しいサウンドはこの人ならでは。それでいて生と死のドラマが展開される壮絶なモツレクと、魂がまだ浮遊しているようなアヴェ・ヴェルム・コルプスを堪能。最後にルネ・マルタンからの提案として、K.623aのフリーメーソンの歌「固く手を結び合い」が演奏されました。最後までマニアックだな・・・、ルネマルさん(笑)。

宴終了今回のLFJ、最終的には聞くも聞いたり計25公演。いつもの一月分程度を四日間で聞いた感じ・・・(笑)。josquin的には様々な編成のアンサンブルを聞けたのが一番の収穫だったかも。アンサンブルの在り方ってほんとうに多様なんだなあと、ほぼ至近距離で聞くことにより改めて認識することができました。あと、主役のモーツァルトはもちろんのことハイドンを数多く聞けたのも嬉しかった。特に、バリトン三重奏なんて今度いつ聴けるんだろうか・・・。

来年のLFJは「国民楽派の音楽」をテーマにして開催されるようです。また来年もどっぷりと入り浸りたいなあ・・・、体力要るけど(笑)。

さて、今日はプッチーニだ・・・(爆)。
れぽーと | comments (2) | trackbacks (2)

Comments

romani | 2006/05/14 23:14
こんばんは。
あの「熱狂の日」からもう1週間経ったのですね。
私は2日間で10演目でしたが、感動とともに年齢から来る若干の疲れも正直ありました。
josquinさんはほんと凄いと、改めて尊敬しております。(笑)
ところで、ノイマンとケルン室内合唱団、私も大感動でした。モーツァルトの宗教曲は普段あまり聴かないものですから、余計にあの美しくも緊張感のある演奏に魅せられました。
その後、アーノンクールの250周年記念ボックスなども買ってしまい、ぼちぼち聴いております。
先は長いですが、あせらずに聴きこんでいくつもりです。
josquin | 2006/05/14 23:42
romaniさん、こんばんは。

そうですねえ、あれからもう1週間過ぎてしまいました・・・。まだ疲れが抜けないような気が・・・(爆)。最終日は階段よりもエスカレータ優先で、省エネモードになってましたから・・・(^^ゞ。

ノイマンとケルン勢の演奏、本当に聞けてよかったと思います。あの純度の高い響きでの祈りと喜びは当分忘れられそうにありません。

モーツァルトの宗教曲箱はアーノンクールも録音していましたね。秋の来日公演には是非とも足を運びたいと思っています。

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