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鈴木雅明指揮 BCJ ヘンデル:メサイア
ヘンデル(モーツァルト編):オラトリオ「メサイア」(K.572)
ソプラノI:森麻季
ソプラノII:ルビー・フィロジーン
テノール:ヤン・コボウ
バス:ヨッヘン・クプファー
鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン
アンコール
バッハ(鈴木優人編曲):シェメッリ歌曲集より
「おお、甘く柔和なる幼子イエスよ」BWV493およびそのヴァリエーション
2003年12月23日 16:00 佐倉市民音楽ホール
実はモーツァルト編曲版を聞くのは始めてでしたが、これは面白いですね。編成の違い(特に木管の増強)による柔らかさと華やかさの付加されたり、アリアのパートが違っていたり。
英語ではなくてドイツ語で歌われているので、耳馴染んだ英語の語感と違っているのがなんとも面白かった。特に、Wonderful → Wunderbar なんて訳せばそうなるのはわかっていても実際耳にすると笑ってしまいそうになりました。
ハレルヤコーラスの少し前のバスのアリアなんか、ほとんど彼のオペラアリアといっても過言ではない華やかさ。歌詞と合っとるんかいなと思えるほど。
ソリストでは森麻季がよかったと思います。特に1部終曲前のアリア(普通はデュエットになる曲だったかな)がしっとりとして情感が乗っていて素晴らしかった。
フィロジーンは残念ながら曲と声域が合わなかった感が強かった。このパートの声域は難しいなあと思いましたわ、2人くらいで分担しないとかわいそうなきがします。
コボウとクプファーは出だしやや声の伸びに欠けるところがありましたが徐々に調子がでてきました。
合唱はいつもながら見事な出来で満足(笑)。
オケはヴァイオリンの音程がやや不安定なところがあったのが残念でしたが、全体としてはまずまずでした。
鈴木雅明の指揮はいつもの明快な音楽作りにややロマンティックな表情を加えた感じで、モーツァルトの編曲をデフォルメせずにうまく表現していたように思います。
アンコールのアカペラもとても美しい合唱でした。
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